甲府城山手御門
甲府城の出入り口は、南側の追手(大手)御門、北側の山手御門、西側の柳御門の三ヵ所がありました。
城外から木橋と土橋で堀を渡り、その先に山手門があり、虎口空間を直角に折れて二階建ての山手渡櫓門があります。
出入り口の防御を固めるため、非常に厳重なつくりとなっています。枡形門虎口型式の両者を総称して山手御門と呼んでいます。
山手門は城門として、山手渡櫓門は武器の倉庫としての役割も果たしていたと言われています。明治時代になると、市街地化が進み、山手御門周辺の石垣も崩され、堀は埋め立てられました。
発掘調査で、石垣の一部が発見され、山手御門の復元を中心とした公園の整備が始まりました。門は発見された石垣を土台にし、当時の工法を用いて復元しています。
山手門:高さ5.866m/横幅4.969m
山手渡櫓門:高さ11.350m/横幅13.790
場所:googleMaps